開業届を出し個人事業主となるFXデイトレーダーが知るべきこと


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専業FXトレーダーとして開業届を出し、個人事業主として税金を納める方へ。

確定申告について知っておくべきことを、FX歴10年以上の専業トレーダーがお伝えします!!

 

 

税金の勉強は必須

 

FXトレードで稼げるようになってくると、問題となるのが税金です。

個人事業主だと所得税・住民税・事業税などで、利益の20~30%を税金で取られます!!

 

FXトレードで利益を20~30%増やすって、なかなかできないですよね??

その大切な利益を問答無用で奪っていくのが、税金というものなのです。泣

 

したがって税金の勉強を行い、しっかりと節税対策を行っていれば・・・

それは利益を最大20~30%増やすことと、同じ意味を持ちます!!

 

前回はFXトレードの税金対策として、個人事業主や法人になるタイミングの話をしました。

参考:FXトレーダーとして起業!個人事業主や法人になるメリットは?

今日はこれからFXトレードで個人事業主になるという方へ、僕が経験を通して学んだことを書いていきます。

 

確定申告はまず白色で

 

個人事業主として確定申告する際に、まず迷うことがあります。

それは「青色申告」にするか、「白色申告」にするかという選択です!!

 

青色申告は「きちんと帳簿をつける見返りに、ちょっと税金を減らすよ」というもので・・・

白色申告は「別に記帳しなくてもいいし、領収書を保管する必要ないよ」というものです。

(追記:2014年から白色申告でも記帳義務が課されました)

 

青色の節税メリットには、具体的に以下の3つがあります。

 

・最大65万円の所得控除がある

・家族を従業員にして給料を払える

・事業の赤字を3年間繰り越せる

 

控除があって税金が安くなるなら、青色申告の方が良さそうですよね??

実際に税務署へ相談に行ったら、青色申告をすすめられることでしょう。

 

しかし起業したばかりのFXトレーダーは、白色申告の方が良いです!!

なぜなら、面倒な記帳をしなくても済むから。

 

青色申告は超面倒くさい

 

青色申告は原則として、複式簿記をつけることになります。

また関係帳簿は、完全に整備しておかなければいけません。

しかしこれは、会計初心者にとってかなりの負担です!!

 

素人が自分だけで複式簿記をつけるのは、ほぼ不可能でしょう。

したがって、帳簿を税理士に頼む必要が出てきます。

するとその税理士費用で、節税分のお金は吹っ飛んでしまうのです!!

 

また青色申告の場合はちょっとした記帳の誤りでも不正計算と見なされ、罰則の対象となります。

故意に税金も逃れようとしたとして、重加算税をかけられる可能性が高くなるのです。

重加算税が課されると、これまた節税分のお金はかき消されてしまいます!!

 

それに比べて白色申告の場合は、キッチリと記帳をする必要はありません。

最悪、「おこづかい帳」みたいなものでも構わないのです。

また、レシートや領収書などを保管する義務すらありません。

 

「まだ個人事業主として開業して間もなく、そんなに大きな利益は出せていない」

「今まで帳簿なんて触ったことがなく、どうやって記帳すれば良いか分からない」

 

そういう人はまず、白色申告からスタートした方が良いでしょう。

そして簿記のことが何となく分かってきて、利益も大きくなってから・・・

青色に切り替えるというのが、賢いやり方です。

 

青色申告がなぜあるか

 

ではなぜこんな面倒くさい青色申告を、税務署はすすめてくるのか・・・

それは、税務署の利権を確保するためです!!

 

税務署の職員は23年間税務署に勤務すれば、無条件で税理士の資格をもらえます。

そしてほとんどの税務署職員は、退職後に税理士となるのです。

実際、税理士の半分以上は税務署OBで構成されています。

 

したがって税務署はわざと難しい青色申告をすすめて、税理士の仕事を増やしているのです!!

「税金をちょっと安くする」という、甘いアメを付けてまで・・・

だって誰でもできる白色申告ばっかりだと、税理士としての仕事がなくなってしまいますからね~

 

ちなみに海外には、「税理士」なんて資格はありません。

税務に関する仕事は、会計のプロである「公認会計士」がすべて行っています。

まさに「税理士」は、日本独自の利権なのです!!

 

税理士の仕事を作るために、複雑な簿記をやらされるハメになる。

事業を行う者として、これほどムダなことはありませんよね~

税務署の利権に利用されないよう、しっかりと自分で確定申告の方法を考えましょう!!

 

個人事業主は絶好のカモ

 

個人事業主になったばかりの人は、税務署に狙われていることを心得えておきましょう!!

 

起業したばかりの事業者は、イケイケドンドンで税金のことをあまり考えていません。

そして利益の20~30%を税金で持って行かれることに後から気づき、そこからムチャなこと(脱税)をしがちです。

 

また事業が軌道に乗り始めた経営者は、気が大きくなっていることがあります。

急にお金も入って来るので散財する人が多く、叩けばいくらでもホコリが出てくるような状態になるのです。

 

税務署の職員はそういったことを、経験則で知っています。

したがって税務署は個人事業主として開業したばかりの人を狙って、税務調査を行ってくるのです!!

 

せっかくFXトレードが軌道に乗ってきたのに、税務調査で台無しにされてはたまらないですよね??

それで実際に事業が傾いたり、自殺する人だっているのです。

事前にしっかりと税金については勉強して、対策を打っておきましょう!!

 

追記:やっぱ青色申告が良い

 

僕が専業FXトレーダーとして独立し、個人事業主になってから6年が経ちました。

分からないなりに6年分の確定申告を行い、税金の勉強を進めていった結果・・・

「やっぱり白色申告より青色申告の方が良い」と、自分の考えが変わりましたよ!!

 

上で述べたように、青色申告ってちゃんと記帳しなければいけません。

しかしその記帳方法は、「簡易簿記」と「複式簿記」の2種類から選べるのです!!

 

複式簿記は、簿記の資格を持っている人が使うような難しい帳簿ですが・・・

簡易簿記は家計簿レベルで、お金の出し入れを書くだけ。

 

しかも決まったフォーマットはないので、家計簿アプリなんかでチャッチャとつけておけば良いのです。

僕は初心者でも簡単に帳簿や確定申告書類が作れる、 freee(フリー)というクラウド会計サービスを使っています。

 

しかし簡単な分だけ、簡易簿記は複式簿記より税金の控除額が少なくなります。

複式簿記の場合は65万円の控除が認められますが、簡易簿記だと10万円だけです。

まあたったの10万円でも、ないよりはあった方が良いですよね??

 

2014年から、白色申告でも記帳が義務化されたこともあり・・・

白色申告と青色申告(簡易簿記)の手間はもう、ほとんど変わりません!!

それなら青色申告を選択した方が、色々とお得だよねって話です。

 

青色申告が不安な方は税理士ドットコムで、安く申告業務を手伝ってくれる税理士さんを探しましょう。

 

参考図書

 

この記事は、大村大次郎さんの著書「悪の起業学」を参考にしました!!

大村さんは元国税調査官として国税局で働いていた方なので、税金に関する知識は確かです。

 

他にも税金や社会保障に関する、色々な裏ワザが書いてあるので・・・

税金についてくわしく勉強したい方は、この本を読むことをおすすめします!!

 

 

また、きたみりゅうじさんの著書「フリーランスを代表して申告と節税について教わってきました。」も参考にしています!!

フリーイラストレイターのきたみさんが、自身の体験に基づいて税理士さんにインタビューをした本です。

 

多数のイラスト・4コマ漫画で、申告・節税の知識を楽しんで身につけられるので・・・

何も分からない税金初心者の方は、この本を読むことをおすすめしますよ!!

 

 

まとめ

 

起業したばかりのFXトレーダーは、青色申告の簡易簿記が良いです!!

白色申告とほぼ同じ手間で、10万円の控除が付きます。

青色申告が不安な方は税理士ドットコムで、安く申告業務を手伝ってくれる税理士さんを探しましょう。

 

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