トレトラ - FXトレードしながら旅するブログ

トレトラ(トレードトラベラー)としてFXの裁量デイトレードを専業で行っています。スマホでトレードしながら男一人旅を実現中!最近は仮想通貨で遊びながら株の暴落を待っています。86世代 / 寅年 / 水瓶座 / B型 / 左利き / 鳥取出身 メッセージはお気軽に!「toretora0201@yahoo.co.jp」







EU経済の問題点は?ユーロ圏で何度も金融危機が起こる理由

f:id:yukihiro0201:20160326153408j:plain

 

EU(欧州連合)では、ギリシャ・イギリス・イタリアと次々に問題が発生しています。

なぜ何度もユーロ圏で金融危機が発生するのか、その理由を分かりやすく説明しましょう!!

 

 

ユーロ危機まとめ

 

ヨーロッパのEU圏では、2009年から繰り返し金融危機が起こっています。

時系列にまとめてみると、以下の通りです。

 

f:id:yukihiro0201:20180530181122p:plain

 

2009年 ギリシャ危機

2010年 アイルランド財政破綻

2013年 キプロス問題

2016年 イギリスEU離脱

2018年 イタリア危機 ←NEW!!

 

EUの問題点

 

なぜ、こんなに問題が続いているかというと・・・

ぶっちゃけ、EUがあまりうまく機能していないからです!!

 

f:id:yukihiro0201:20180518193710p:plain

 

「最悪崩壊するかも」みたいな話も、以前からEU内部でチラホラ出ています。

参考:【英EU離脱】対応間違えばEU崩壊=独副首相 - BBC

参考:メルケル氏負ければEU崩壊とワレサ氏 - Bloomberg

 

そう言える根拠は、以下のように色々と挙げられるのですが・・・

 

・イギリスやロシアとの関係

・南欧の債務危機

・失業率の高さ

・格差の拡大

・複雑かつ不公平な税制

・選挙で選ばれない欧州委員会

・移民や難民の急増

 

その中でも最も根が深い問題は、「ユーロ通貨」です!!

 

ユーロ通貨はなぜ問題か

 

現在EUに加盟している国々は、「ユーロ」という共通の通貨でつながっています。

しかし財政は各国バラバラで、まったくつながっていません。

そのために金持ちの国はどんどん金持ちになり、貧乏な国はどんどん貧乏になっています!!

 

f:id:yukihiro0201:20180530183038p:plain

 

典型的なのが、ドイツとギリシャですね。

ドイツは最近ずっと財政が黒字で、借金(国債の発行)をしなくても税収だけでやっていけてます。

参考:ドイツ、財政黒字が大幅拡大へ 所得税改革必要| ロイター

 

しかしギリシャはほぼ破綻状態で、今も増税や年金削減などを強いられているのです。

参考:2018年、ギリシャ債務問題の再燃に注意 | 東洋経済オンライン

 

分かりやすく日本で説明

 

なぜ、このようなことが起こるのでしょうか??

これは日本を例にして考えてみると、とても分かりやすいです!!

 

f:id:yukihiro0201:20180530184027j:plain

 

東京都と鳥取県では、同じ「円」という通貨が使えます。

まったく経済規模の違うこの2県が同じ通貨で経済活動を行えるのは、財政が一緒だから!!

 

鳥取県単体では、税収が少なくて大赤字ですが・・・

税収の多い東京都から「地方交付税」という形で鳥取県にお金が回っているので、鳥取県はつぶれずに済んでいます。

 

一旦すべての県の収入を1つにまとめ、そこからバランスを調整して再分配しているので・・・

収入に差があっても各県が一定の財源を確保でき、それによって同一の通貨・経済の中で繁栄できているのです。

 

同じような考えでドイツがギリシャにお金を回してあげれば、この問題は解決するのですが・・・

「なんで怠け者のギリシャ人に俺らの税金をあげなくちゃいけないんだ!!」とドイツ人が猛反対するのでできません。

 

通貨と経済は一緒になったのに、そこに住む人々の心までは一緒になっていないのですね~

 

もしユーロ通貨がなければ

 

もしギリシャがユーロ通貨を導入していなければ、こんなことにはなりませんでした。

 

f:id:yukihiro0201:20180530184537j:plain

 

自分たちの通貨があれば、その価値を意図的に下げる政策を行うことができ・・・

通貨安で輸出や観光客を増やし、自国の産業を盛り上げることができます!!

そうすれば自然と税収も上がっていき、借金の返済は今より進んだでしょう。

 

また通貨の価値をゼロ近くにして(ハイパーインフレーション)、借金をチャラにするという荒業もあります!!

実際に戦後のドイツなんかはそうやって復活したので、不可能ではありません。

 

しかしギリシャは現在「ユーロ通貨」を使っているので、そういった対策が打てないのです。

ユーロ通貨を管理しているのは欧州中央銀行(ECB)であり、ギリシャではないですからね。

ギリシャの思い通りに、ユーロの価値を上げ下げすることはできません。

 

まさにギリシャは今、身動きの取れない「詰み」の状態!!

そしてこれは、ギリシャのみならず・・・

イタリア・ポルトガル・スペインなど、他のEU重債務国も同じです。

 

問題はずっと先延ばし

 

最近ギリシャ問題は報道されなくなりましたが、これは今だに解決していません。

2009年からずっと、問題を先延ばしにしています!!

 

f:id:yukihiro0201:20180508203305j:plain

 

EUで度々、金融危機が起こるのはそのせいでしょう。

根本的な解決がされていないので、形を変えて次々と問題が発生してくるのです。

個人的に問題は先延ばしするほど、大きなツケとなって返ってくると思うのですが・・・

 

まとめ

 

EUで次々と問題が発生するのは、EU自体の仕組みがうまく機能していないからです。

その理由は様々ありますが、最も大きいのは「ユーロ」という共通通貨でしょう。

通貨は一緒なのに財政が一緒じゃないので、各国間で格差が固定化しています。

 

P.S. 

EUについて学ぶなら、伊藤元重さんの「通貨と為替がわかる特別講義」という本が分かりやすくてオススメです!!

 

これは東京大学の伊藤先生が「通貨と為替の一番やさしい入門書」を目指して、大学のゼミの生徒と共同で作り上げた本です。

今日の記事は、この本を参考にして書きました。

 

投資でよく読まれている記事3つ