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トレトラ!! スマホ1つでFXトレードしながら旅しよう

トレトラ(トレードトラベラー)としてFXの裁量デイトレードを専業で行っています。スマホでトレードしながら男一人旅を実現中!86世代 / 寅年 / 水瓶座 / B型 / 左利き / 鳥取出身 メッセージはお気軽に!「toretora0201@yahoo.co.jp」







なぜイギリスはEUから脱退?離脱の本当の理由はドイツだ!

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最近、イギリスがEUを脱退するかどうかが連日大きなニュースになっています。

6月23日(木)には脱退するかどうかを決める国民投票が実施される予定です。

 

イギリスEU脱退が現実味を帯びている

 

最初の頃は「EU脱退なんてこと実際には起こらないだろう。笑」みたいな雰囲気でしたが・・・

だんだんと投票が近づくにつれて世論調査では離脱派が増えていっています。

マーケットではすでにイギリスのEU脱退を織り込み始めていますね。

 

参考までに3年前から半年ごとの世論調査の結果推移を載せておきます。

これは2010年から長年調査を行っていてサンプル数も多い「YouGov」の調査結果です。

 

2016/06/13 離脱46% 残留39%

2016/01/28 離脱42% 残留38%

2015/06/11 離脱36% 残留48%

2015/01/19 離脱38% 残留43%

2014/06/20 離脱39% 残留39%

2014/01/13 離脱43% 残留33%

https://ig.ft.com/sites/brexit-polling/



離脱 → 残留 → やっぱり離脱という構図が見て取れますね。

そして直近の調査では離脱派の割合が最も大きくなっています。

「イギリスがEUを脱退する」というシナリオが現実化してきました。

 

今日はイギリスがなぜEUから脱退したいのかについて話しましょう。

 

EU脱退の本当の理由はドイツ

 

イギリスがEUを離脱したい一番の理由は何と言ってもドイツです!!


よく「中東からの難民問題がEU脱退の一番の原因だ」として語られがちですが・・・

ぶっちゃけて言うとイギリスにはそんなに難民は来ていません。


まず中東からイギリスまでは遠いし海があるのでなかなか行けません。

またイギリスはEU内の行き来を自由にする「シェンゲン協定」に加盟していないので入国するのに審査があります。

したがって難民はなかなかイギリスには入れないのです。


「難民がたくさん来そうだからEUから離脱したい」ではなく・・・

イギリスはドイツに頭を下げたくないからEUと距離を置きたいのです。

それをイギリスの歴史から説明していきましょう。


EUの頂点に立てなかったイギリス

 

イギリスは他のヨーロッパ各国と違って完全な島国です。

したがって昔、周りの国から攻められることがほとんどありませんでした。

 

そこでイギリスは余力のある軍隊を世界中に派遣して植民地をたくさん作っていったのです。

そうして巨大な帝国を作ることができたイギリスは大きな力を持って・・・

他の国と一切同盟関係を持たなくても一国だけで生きていけるようになりました。

 

これを世界史の教科書では「光栄ある孤立」と呼んでいます。


しかし第二次世界大戦後、イギリスはすべての植民地を失いました。

それまで自国で作った製品を植民地に売りつけて経済発展してきたイギリスでしたが・・・

その手がもう使えなくなってしまったのです。

 

そこでイギリスはそれまで無視していたヨーロッパにすり寄り始めました。

植民地にこれまで売っていたものを今度はヨーロッパ各国に売ろうと考えたのです。


しかしそんなイギリスの思惑に誤算が生じます。

それは「ベルリンの壁崩壊」です。

東西に分かれていたドイツが復活して力を持ちEUを支配し始めました。


「自分がEUの頂点に君臨するつもりだったのに・・・」

これはイギリスにとってまったく面白くありません。

そして自分が頂点に立てないのならということでEUを離れようとしているのです。

 

イギリスの次の思惑は・・・

 

イギリスは昔の栄光もあってかプライドが高いためドイツに頭を下げたくありません。

EUの共通通貨であるユーロに入らずに自国の通貨ポンドを維持しているのもそのためです。

実質ドイツが支配しているユーロの仕組みを自国に入れたくなかったのでしょう。


しかしEUから離れるとイギリスはまたマーケットを失ってしまいます。

そこでイギリスが次に考えたことは・・・

そう、中国への接近です!!


イギリスは中国が作る投資銀行AIIBに真っ先に参加を表明しました。

また中国の国家主席である習近平が訪英した際にはバッキンガム宮殿で晩餐会を開くなど超VIP待遇で迎えています。

イギリスは債務問題や難民問題で揺れるEUから離れて、これから伸びるであろう中国と付き合おうと考えたのです。


ところが今、中国はどういう状態でしょうか??

株バブルは崩壊し、経済も失速気味・・・

イギリスはEUを離れたあとも前途多難になりそうですね~


次回はEUの大きな問題点について書いてみようと思います。

参考:EU最大の問題点は「ユーロ通貨」!ギリシャの現在は超悲惨…

 

P.S.

今日の話は茂木誠さんの著書「世界史で学べ!地政学」を参考にしています。

茂木さんは駿台予備校で「東大世界史」の授業を担当している超人気講師です!!

新聞やテレビでは分からない世界の歴史や国際紛争の真相を予備校の先生ならではの分かりやすい解説で教えてくれます。