先日、「常識破りの思考法」という本を読みました。
旅と読書が大好きな僕にピッタリの本で驚きです!!
この本はライフネット生命を立ち上げた、出口治明さんの著書です。
出口さんは還暦(60歳)のときにゼロから生命保険会社を立ち上げた、まさに非常識な方。笑
(日本で新しい独立系生命保険会社が生まれたのは、実に74年ぶりだそう!!)
僕がこの本を手に取ったキッカケは、「ビジネスマンは旅と読書で学びなさい」というこの本の副題です。
この本をたまたま、ネット上で見つけたとき・・・
「旅と読書が大好きな僕のために書かれた本ではないか」と興奮しました!!
そのまま、メルカリで即買いです。笑
(参考:本を買うならメルカリ!アマゾン最安値の半額以下で買えるよ)
僕がこの本を読んで一番勉強になったのは、「ビジネスの成功に一番大事なことは人間を理解すること」という部分です。
商売というのは、会社やネットやお金がやるものではありません。
人間が人間に対して行うものです。
したがってビジネスに必要な知識を突き詰めていくと・・・
人間と、その社会を良く知ることが重要となってきます。
そしてそれを知るのに最も良い方法が、「旅」と「読書」なのです!!
旅をすることで、世界の人々の状況を比較しながら考えられるようになります。
また読書をすることで、人類の長い歴史に照らし合わせて考えられるようになるのです。
何か解決すべき問題が生じたとき・・・
「世界の人々はこれをどう考えるだろうか」
「人類の歴史ではこれにどう対処してきたか」
と視点を変えて、考えることができるようになるのです。
そこから導き出される答えは、長い目・広い目で判断したより正しいものとなります。
これは僕も旅をしていて、日々感じることです。
僕が京都の小さなお寺を訪ねていたとき、白人の旅行者が土足で境内に上がってきたことがありました。
するとそれを見た年配の日本人男性が、その白人に対して激怒したのです!!
彼はとても申し訳なさそうに後ずさりし、そのままお寺から出て行ってしまいました。
旅をして世界を見ていれば、「靴を脱ぐ」という日本の常識が海外では通用しないことが分かります。
この年配男性は外の世界を知らないために、「靴を脱ぐ」という自分たちの常識を適用範囲の外に押し付けてしまったのです。
「靴を脱ぐ」という習慣が世界の常識ではないと分かっていれば、対応も変わったでしょう。
あらかじめ靴を脱ぐよう指示した看板を立てたり、やさしく注意することができたはずです。
そうしたらその白人さんも気分を害することなく、またそのお寺や京都にやって来てお金を使ってくれたかもしれません。
まずは外の世界に触れ、自分の凝り固まった考えがどこまで通用するのかを知ることが大切です。
旅と読書をすることで、その凝り固まった常識をくつがえすことができます。
それが人間と社会をよく知ることにつながり、より良いビジネスに発展していくのです。
P.S.
昨日からニューヨーク市場は夏時間になっていますよ~
ご注意ください。