今は企業よりも個人が力を持つようになり、ひとりで稼いでいく時代となっています。
なぜそうなったのか、今後どういう風に生きていくべきなのか、僕なりの考えをお伝えしましょう。
未来の働き方を考えよう
先日、「未来の働き方を考えよう」という本を読みました。
著者のちきりんさんは、マッキンゼー勤務→ノマド生活という面白い経歴の持ち主です。
IT化・グローバル化・高齢化が進む未来で、どうやったら楽しく生きていけるかをこの本では説いています。
その中で僕がなるほどな~と思ったのは、「革命の定義」という項目です。
革命の定義
ちきりんさんによると・・・
ある出来事が「革命」と呼ばれるためには、支配者層の交代が起こらなければならないとのこと!!
たとえば「産業革命」では、貴族から資本家へとパワーを持つ層が変わりました。
参考:情報収集能力が10倍!将来お金を稼ぐには絶対に英語が必要
では「IT革命」のときは、ドコからドコへ権力が移ったのか??
それは、組織から個人です!!
大企業の優位性は低下
大企業の優位性は、ITの普及にともなって確実に弱まっています!!
たとえば現在はクラウドファンディングを使って、個人でも多額の資金調達を行えるようになりました。
「Pebble Time」というスマートウォッチのアイデアは、なんと24億円もの資金をネットで集めていますよ!!
そうしてお金が集めることができれば、クラウドソーシングを使って必要な労働力を確保できます。
今は宇宙開発や医薬研究なんかでも、ネットを使って外部委託できる世の中ですからね~
つまり個人でもアイデア1つで、大企業と変わらない規模の事業をすることが可能になったのです!!
こうなると逆に、図体がデカくて意思決定に時間がかかる大企業は不利となります。
今は1人で稼ぐ時代
実際に日本が負けている分野を見ると、全部1人の人間にやられていることが分かります!!
日本の電化製品をけちらしたのは、Appleのスティーブ・ジョブス。
日本の出版業界を追い詰めたのは、Amazonのジェフ・ベソス。
昔からある、アメリカの伝統的な大企業にやられているわけではなく・・・
一代で成り上がった、起業家たちに負けているのです!!
無難にそろった大勢よりも、とがった1人の方が強くなるのが「21世紀」という時代なのでしょう。
日本では一人勝ちできる
ちきりんさんと同じくマッキンゼー出身の大前研一さんは、21世紀を「人・人・人」の時代だと言っています!!
20世紀は経営の3要素として、「人・物・金」という言葉が良く使われてきました。
しかしそれが21世紀では、「人・人・人」に変わったと述べているのです。
参考:21世紀は「人・物・金」から「人・人・人」へ--大前研一氏が「もはやお金は経営に必須ではない」とビジネスの変化を語る
こうなってくるとぶっちゃけ、日本は厳しい戦いを強いられると思います。
日本はいまだに詰め込み教育で優秀な労働者をたくさん作るという、20世紀型の成功パターンから抜け切れていません。
また単一民族で同調圧力が強い日本では、とがった人は真っ先に叩かれてしまいます。
まあ逆に考えれば、日本でそういった人材になれば一人勝ちできるということ!!
なのでここはあえて周りと歩調をあわせず、何とかひとりで稼げる力を身につけましょう。
そうすればアナタは一気に希少人材となり、生活や人生がだいぶ楽になります。
僕もそういった方向で、今後がんばっていきたいです。
まとめ
IT革命によって、パワーを持つ層が組織から個人へと移っています。
個人でも規模の大きな仕事ができるようになり、大企業を打ち負かすようになってきました。
日本にはそういう人材が出にくい土壌なので、がんばれば一人勝ちできる可能性があります。