「FXの記録はどうやってつければ良いんだろう??」と疑問に思っている方へ。
売買記録で残すべき項目10つを、FX歴10年以上の専業トレーダーがお伝えします!!
また恥ずかしながら、僕が実際につけているトレードノートの中身も公開しましょう。
- 動画での解説はこちら
- 売買記録を残して振り返ろう
- トレードノートを作る
- なぜノートに手書き
- ノートに書くべき10つの記録
- 僕のトレードノートを公開
- 社会人になっても復習は大事
- 復習→改善は日本の得意技
- まとめ
- FXでよく読まれている記事
動画での解説はこちら
売買記録を残して振り返ろう
FXトレードで利益を出せる人と出せない人の違いの1つは、「取引の記録を付けているかどうか」です。
自分のFXトレードを振り返って反省しない人は、いつまでたっても上達することはありません!!
FXトレードの技術を向上させる方法って結局のところ、たった1つしかないんですよ。
それは失敗トレードを分析して、同じ間違いを繰り返さないこと!!
もうほんと、これに尽きます。
FXトレードを始めて間もない頃は、本当に色々な間違いを犯します。
しかしその間違いの原因を探って、そのたびに対策を取るようにすれば・・・
失敗のレパートリーは、ドンドンと少なくなっていくのです。
これを繰り返せば最終的に、失敗のしようがなくなります。
そしてどんな人でも、利益を出せるようになるのです!!
参考:負け続けでFXやめたい!連敗したときの心理学的な対処方法は?
トレードノートを作る
これを行うのに最適な方法が、FXトレードの記録をつけて自分の取引を復習することです!!
僕はFXトレードを行うたび、その結果と考察を細かくノートに残しています。
この作業はぶっちゃけ、全然おもしろくありません。笑
特に損失を出したFXトレードの見直しは、吐き気がするぐらい気が乗りませんよ。
でもだからこそ、これを継続してできる人は大衆から一歩抜き出ることができます。
大部分の人は、そこまで真剣にやらないですからね~
なぜノートに手書き
FXトレードの記録方法は、色々とあります。
ノートに書いたり、エクセルに打ったり・・・
今では、専用のソフトやアプリなんかもあったりしますね。
しかし僕はFXトレードの記録を、ノートに手書きで書いています!!
その理由は、以下の3つです。
・取引回数を制限する
・頭に残りやすい
・努力を見える化する
ではそれぞれについて、以下でくわしく説明しましょう。
取引回数を制限する
パソコンでパパっと済ませるのと違い、紙とペンで書くのは時間がかかります
たくさんFXトレードをやると、それらをすべて記録するのが超めんどくさいです。
したがってペンとノートで記録をつけていると、記入を少なくするため・・・
本当に優位性のあるFXトレードしか、やらなくなるのです!!
参考:FXは1日〇回まで!取引回数を厳しく制限すべき理由3つとは?
頭に残りやすい
デジタルよりアナログの方が、FXトレードの反省をしやすいです。
チャートを単にコピペして「はい、終わり~」とするより・・・
チャートを実際に手で書いた方が頭に残るし、色々な発見をすることができます。
情報を効果的に吸収するには、手書きが一番という研究結果も出てますしね!!
参考:手書きかノートPCか? パフォーマンスの高いメモの取り方を調査した結果
努力を見える化する
僕がこれまで書いてきたトレードノートは、すでに20冊以上です!!
それらをすべて、僕は自分の机の上に平積みしています。
FXトレードがうまくいかず、自分に自信がなくなったとき・・・
この努力のあかしを見ることで、「ここまでやってきたから自分は大丈夫」と自己暗示をかけるのです!!
参考:FXで稼げない理由は潜在意識?引き寄せの法則の正しいやり方
ノートに書くべき10つの記録
自分のFXトレードを記録する際には、必ず以下7つが後で分かるようにしておきましょう!!
1. 相場環境はどうだったか
2. どこで注文したか
3. どこで決済したか
4. トレードの日時
5. 取引した通貨ペア
6. インジケーターはどんな形だったか
7. チャートはどんな形だったか
これらは手法の改善点を洗い出すのに、必要な情報になってきます。
参考:大切なのは勝率と損益率の2つだけ!FX手法の正しい検証方法は?
さらに、以下のような点も記録しておけば完璧です!!
8. エントリーした根拠
9. トレード中の心理
10. トレードの反省点
9ってトレード記録をつけるうえで、あまり意識されないところだと思いますが・・・
これって、意外と大事です!!
FXトレードにおいて、メンタルはけっこう重要な役割を果たしています。
「自分はこういう心理状態のときに損を出しやすい」ということが分かれば、それは収益向上の大きなキッカケとなるのです。
その他、もしあなたが特殊な指標や指数を用いてFXトレードしているなら・・・
それらも合わせて記録を残しておけば、さらに良いですね!!
たとえば普段、為替のオーダー状況を見ながら取引しているとしましょう。
そしたらエントリー時の板がどうなっていたか、後から振り返れるようにしておくのです。
参考:FXに板情報はある?為替の注文状況(気配値)を見る方法3つとは
僕のトレードノートを公開
恥ずかしながら、僕のFXトレード記録をつけているノートを公開します!!
人に見せるために作っていないので、字が汚いのはご勘弁ください。笑
番号はそれぞれ、上記の「ノートに書くべき10のこと」に対応しています。
これを見ると分かるように、僕は買った金額・負けた金額をノートに記録しません!!
なぜなら、負けた金額を書くとヘコむから。笑
また後でノートを見直したときに気づいたことがあれば、赤ペンで書き足しています!!
こうすることで単なる記録だけで終わらず、定期的に復習するためのツールとして使っているのです。
社会人になっても復習は大事
学生のときに勉強の「復習」をきちんとしていた人も、社会人になってからはサッパリという人は多いでしょう。
しかし社会人も、FXトレードや仕事の「復習」は大いにすべきです!!
僕は昔、お客さんとの話を復習したことで商談の軌道修正をした経験があります。
そのいきさつは、以下のようなものでした。
香港の金融会社で働いていたとき、僕はある会社の社長さんに金融商品の提案をする機会がありました。
その会社は儲かっていて、社長さんもお金持ちだということは事前に分かっています。
そこで僕は、海外ファンドでの資産運用や海外の保険を使った税金対策などの話を持って行ったのです。
しかし先方にはあまり響かず、結局その日は収穫なしで終わりました。
その日の夜・・・
何がまずかったのか復習してみようと、僕は社長さんとの話を振り返ってみたのです。
そこでうちの本社が香港にあることについて、社長さんが異様に食いついてきたことを思い出しました。
香港での業務内容や現地企業との提携有無などを、けっこう細かく聞いてきたのです。
そのときは雑談程度にしか考えておらず、軽く受け流しましたが・・・
考えてみれば、ここまでくわしくお客さんから聞かれたことは今までありません。
そこで僕はあらためて社長さんにお会いして、その真意を聞いてみることにしました。
すると社長さんは、日本ではゴミとして捨てられているニワトリの足を中国に輸出するビジネスを考えていると教えてくれたのです!!
ちなみに中国では、ニワトリの足はおいしく食べられていますよ。
しかし法律上、生ものは中国に直接輸出ができません。
そこで社長さんは、香港を介して中国へ輸出するということを検討していたようでした。
そのために、香港の情報が欲しかったのです。
それを聞いた僕は香港本社のスタッフにお願いして、現地の企業で仲介してもらえるところがないか探してもらいました。
そしてそれを機に、社長さんと取引させてもらうことになったのです。
復習→改善は日本の得意技
日本人は、「FXトレードに向いている民族」だと言われています。
なぜなら日本人は、プロセスを見直してより良い結果を導くこと(カイゼン)が得意だから!!
参考:FXは日本人の長所を活かしながら世界で戦える数少ない職業では?
せっか持っている日本人のメリットを、活かさない手はありません。
より良いFXトレードができるよう、取引を復習して改善を続けていきましょう!!
まとめ
自分のFXトレードを振り返って反省しない人は、いつまでたっても上達することはありません。
なのでトレードノートを作って売買記録を残すことで、自分の取引を復習する習慣を付けましょう。
失敗トレードを分析して同じ間違いを繰り返さないようにすれば、最終的に利益を上げられるようになります。
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