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トレトラ!! スマホ1つでFXトレードしながら旅しよう

トレトラ(トレードトラベラー)としてFXの裁量デイトレードを専業で行っています。スマホでトレードしながら男一人旅を実現中!86世代 / 寅年 / 水瓶座 / B型 / 左利き / 鳥取出身 メッセージはお気軽に!「toretora0201@yahoo.co.jp」







日本人の恵まれた人生とまじめな宗教心をインドの職場で学ぶ



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香港での語学研修を終えた僕は、次にインドへと飛びました。

参考:日本銀行の香港事務所長から教わった最強の英語勉強法

 

インドでは日系人材会社の現地法人で、5カ月間のインターンシップを経験しました。

僕が派遣されたチェンナイ支店はまだできたばかりの拠点で、日本人マネージャー1人にインド人従業員が7人という少人数の構成です。

そのためか皆が仲良く、僕は比較的スムーズに職場に打ち解けることができたと思います。


インドでの仕事は思っていた以上に壮絶でした!!


電力不足のために1日2回の計画停電があるばかりか、突発的な停電も頻繁に起こります。

道路の状態が悪くて常に渋滞しており、アポがあっても約束通りの時間にたどり着くことができません。

街は水はけを考えて作られていないのか、雨が降ると必ず次の日は洪水になります。


どれもなかなか日本ではできない貴重な体験でした・・・笑


働き始めてすぐ、僕はインドの職場環境に違和感を感じるようになりました。

なぜか従業員の仕事が極端に分担されているのです。



受付・事務・営業などで分かれているのはもちろんのこと・・・

「ドアを開けるだけの人」や「お茶を運ぶだけの人」なんてのも存在していました。


これには主に2つの理由があります。


まず1つは人口が多いことです。

インドの人口は世界第2位で12億以上もの人が住んでいます。

多くの人が少しでも仕事にありつけるよう、インドでは細かく仕事が分かれているようです。



例えば公共事業ではあえて重機を使わず、多くの人を雇用してほぼ手作業で工事を進めます。

インドのインフラ整備がなかなか進まないわけです・・・


もう一つは「カースト」です。

「カースト」とはヒンドゥー教における身分制度のことであり、インドにはその意識が今でも根強く残っています。

そして自分がどのカーストに属しているかによって、結婚できる相手や就ける仕事が限られてくるのです。



「ドアを開けるだけ」や「お茶を運ぶだけ」というような仕事は、カーストにおける身分の低い人が主に担っているようでした。


僕にとってこの「カースト」というものは本当に衝撃でした!!

この現代社会において、身分制度なるものが今だに存在していることが信じられなかったのです。

カーストが低いという理由だけで会議に参加できなかったり集合写真に入れなかったりするのを見ると、僕は何とも言えない寂しい気持ちになりました。


日本は本当に幸せな国です。

皆が平等にどんな人生でも歩める権利を持っています。

生まれた家や環境によって多少の優劣はあるものの、努力すれば自分の人生をどのようにでも変えることができます。


インドでは自分の親から受け継いだカーストは、死ぬまで変えることができません。

個人の努力ではどうしても乗り越えることができない、理不尽な壁がそこにはあるのです。


「やりたいことがやれる環境にいるにもかかわらず、自分がやりたいことにチャレンジしないことはとてももったいないこと」

僕はインドに行ってからそう考えるようになりました。

 

またインドの職場では、日本人の宗教観についても考えさせられたことがあります。


ある日仕事をしていて、僕はインド人の同僚のパソコンに目がとまりました。

デスクトップの画像が僕も知っている有名なヒンドゥー教の神様「ガネーシャ」だったからです。 



インドでは様々な場所で神様を見つけることができます。

街中にはド派手なヒンドゥー寺院があちこちにあり、色々な姿をした神様がたくさんまつってあります。

また車や家の中にはよく神様の絵が飾ってありますし、スマホに神様のシールを貼っている人もちょくちょく見かけます。



「インド人にとって神様は身近な存在なんですね」と、僕はパソコンの持ち主である同僚に声をかけました。

彼は不思議そうな顔をして「日本人は違うのかい??」と聞いてきました。



僕は「日本人は無宗教の人が多いよ」と答えました。

すると彼はさらに怪訝な顔をして、こう聞き返してきました。

「じゃあなんで日本にはたくさんのお寺や神社があるの??」



僕は返答に困ってしまいました・・・



確かに言われてみれば、日本にも寺院はたくさんあります。

総務省のデータでは仏教系の寺院だけでも7万5千件あるそうです。

これは全国にあるコンビニの数5万件よりずっと多い!!



僕はその日ずっとその質問が頭から離れませんでした。



考えてみると僕の実家には立派な仏壇と神棚があります。

正月には初詣で神社に参るし、お寺で買ったお守りをカバンにぶら下げています。



仏教の「因果応報」(悪いことをすると自分に帰ってくる)や神道の「万物に魂が宿る」(モノを粗末にしない)といった考えは小さいころから周りに教えられ・・・

今では自分の行動を律する思想にまでなっています。



僕らはただ意識していないだけで、実はけっこう真面目な宗教心を持っているのではないでしょうか??

特定の宗教団体には属していないものの、その精神は家族や社会から脈々と受け継いでいるように思います。



今までただ何となく「宗教は怖い」と考えていた僕ですが・・・

自らの信仰に自覚的になれたことは、インドで得ることができたものの1つでした!!


ノマドワーカーと出会ってFXほど素敵な仕事はないと悟るに続く)