トレトラ!! スマホ1つでFXトレードしながら旅しよう

トレトラ(トレードトラベラー)としてFXの裁量デイトレードを専業で行っています。スマホでトレードしながら男一人旅を実現中!86世代 / 寅年 / 水瓶座 / B型 / 左利き / 鳥取出身 メッセージはお気軽に!「toretora0201@yahoo.co.jp」







「支援したい」の気持ちが発展途上国に新たな問題を起こす

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僕は日本より貧しい国を見るためにフィリピンへと飛びました。

参考:グローバル人材育成プログラムに参加!その前にフィリピンへ



僕が訪ねたところは「パヤタス」というスラムです。

「スモーキー・バレー」と呼ばれる広大な廃棄物集積場の近くにあり、ゴミを拾って生計を立てる人たちの集落でした。

腐敗したゴミ山から発生するメタンガスにより住民の健康が脅かされていたり、ゴミ山の崩落によって数百人の命がなくなったりするようなところです。


僕のスラム街のイメージは「暗い」「汚い」「危ない」でした。



建物は破壊されて街はゴミと落書きだらけ。

ギャングの巣窟となっており、犯罪とドラッグが蔓延している・・・



そんな感じの想像をパヤタスにも当てはめながら、僕は現地に行ったのです。



しかし実際に尋ねてみると、そこには僕の想像とは大きくかけ離れた姿がありました。

村は活気に満ちあふれていたのです!!



村のどこへ行っても子供たちが楽しそうに遊んでいます。

拾ってきたゴミをリサイクルして販売する市場には人がたくさん。

NGOの支援を受けて村のお母さんたちは服やカバン作りに精を出しています。


そこには懸命に働いて、自分たちの環境を良くしていこうと頑張っている人たちの姿がありました。


僕は正直、肩透かしを食らった気分でした。

それは貧困の中で希望なく生きている人たちを見て、以下のような気持ちが湧いてくることをどこか期待していたからでしょう。



「自分は恵まれた環境にいるんだ!!」

「だからこの先ツラくても頑張って生きていこう!!」



そんな浅はかで卑しい期待が叶わなかった代わりに、僕は「途上国支援の在り方」について考えさせられました。


僕らが考える「貧困」とパヤタスの人たちが考える「貧困」は違います。



僕らにとって1日100円以下の生活は耐え難くても、彼らにとっては普通です。

だからこそ彼らは自分達の置かれた環境に絶望することなく、日々力一杯に生きているのでしょう。

それを自分たちの価値観で「彼らは貧しいんだから」と勝手に決めつけ、色々な支援を施すことは必ずしも良い結果に結びつきません。



これは現地のNGOメンバーから聞いたお話です。



フィリピンにはまだ、電気や水道などの施設が整っていない村がたくさんあります。

そういった村を見てかわいそうに思った先進国の人々が、純粋な善意からある村の電気インフラを整えてあげました。

するとその村では夜に明かりをつけ、テレビを見るのが当たり前の生活に変わります。


すると困ったことが起こりました・・・

電気を使うにはお金を払わなければなりません!!

しかしこれまで自給自足で生活をしてきた村人たちには、お金を稼ぐ術がありませんでした。


結果どうなったか??

お金を手に入れるため、村の若い人たちはどんどん村から出ていきました。

そして危険な肉体労働や軍隊に身を置くようになったんです。


最近、途上国にパソコンやネットなどの先端技術を普及させようと尽力している企業や団体のニュースを見ます。

彼らはこぞって「これによって彼らの生活は劇的に向上する!!」と声高に主張していますが・・・

それは本当に、現地の人たちが望んでいることなのでしょうか??



彼らが目指す「生活の向上」と途上国の人が望む「生活の向上」がちゃんと一致していることを、僕は願ってやみません。

 

日本銀行の香港事務所長から教わった最強の英語勉強法に続く)